今週末で全てを終わらせようと意気込んで帰省してはみたものの、今の住まいにたどり着くまで幾度も引越しをしてきたはずなのに、時折、母の荷物の中から見つかったモノは、遠い遠い昔に自分が使っていた絵の具とか、小学5年の頃に初めてのキャンプ学習で使ったタオルケットとか、中学の技術家庭科の時に購入した製図器の一部とか...それらはまるでタイムカプセルでも開いた時のような懐かしさと、ほろ苦い思い出を連れて来るのでした。
単純に、新たに買わなくても使えるモノは使うという年代だからなのか、それとも、家を出てしまう前の自分を懐かしんでくれていたのかは本人に尋ねてみていないので分かりませんが、私にすれば思いがけない発見で、ついつい捨てそびれてまた余計なモノが残ってしまう時間でした。
それでも、いくらモノを残したところで、過ぎ去った時間が戻るわけでもなく、時は片付けているその間にもどんどん流れていくのだからと気を取り直し、もういいわ!と自分に言い聞かせて捨てていったのですが、どうしても捨てるに忍びないものはそっと持ち帰ってしまったのです。
とても老人の単身者が暮らした場所とは思えないほど大量の荷物だったため、私は私自身の断捨離の必要性を思い知らされたのです。元気なうちに不要なものはどんどん捨ててしまおうという誓いを胸に、今度は我が家の整理にも取り掛かることになります。
昔読んだことのある本に書かれていた、著者の主義の中に、写真なんてなくてもボクの記憶にはたくさんの思い出が詰まっている。それで十分じゃないか...的な記述があり、そういう考え方も素敵だと思ったこともあるのに、気がつけばつまらないものを大事に残してあったりするので、それはもうやめた方がいいなってしみじみ思います。ただ、それはそれでなかなかに辛いわけで。
でも今思うことは、ある程度まで年齢を重ねると、身の回りに置いておくものや生活は、極力シンプルな方が良いということです。本当に大切なものがいくつかあるならそれでいいんじゃないかと...

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