「父ちゃんと母ちゃんが一生懸命に働いて掛けてきた年金から支払わせてもらうんやから、何も気にすることなんかないよ。」と、私は何度も母に言ったのですが、「子に迷惑かけるぐらいなら死んだ方がマシや。」と、グループホームの部屋で母は泣いていました。その言葉を聞くと私も泣けてきそうになりましたが、他の人もいたのでどうにかポーカーフェイスのままでいられたのでした。
けれども、もしも現在、まだ迷ってらっしゃる方がいらしたら、最寄りの役場内にある地域包括支援センターに相談してみることをお勧めします。そういう私自身、なにをどこへお願いすればいいのかさえはじめは分からず、経験者の友人に尋ねてはみたものの、どうすればいいか分かってからも、なかなか本人が行きたがらないこともあって、ずるずると無駄な時間を過ごしてしまったように思います。
いざ入所してみると、明らかに顔色も良くなり、笑顔を見せるようになった母を見て、これでよかったと思えたので、入れる状況であるならばなるべく早く手続きをするのが良いと感じました。
民間が運営している施設は公営の特別養護老人ホームと比較すると高額なため、一般的な年金だけで全てを賄うということは難しいかもしれません。ましてや、昨今のニュースで虐待事件が伝えられていたり、事前相談するにしてもお役所仕事で落胆する事態になりやしないかとの不安があったのは事実です。
ところが、そうした背景を熟知してらっしゃる役場の地域包括支援センターの方や、施設で働いてらっしゃるケアマネージャー、そして直接世話をしてくださるスタッフの方達どなたもが、実際に接してみると私はすごく善人に見えました。お役所仕事などとんでもないと感じるほど、親身になって相談に乗ってくださいましたし、単なる仕事と割り切っていたのではとても無理だろうと感じるような助けをしてくださいました。
相談しようかやめておこうかと迷ってらっしゃる方がもしいらしたら、すぐにでも連絡してみることを強くお勧めします。絶対に大丈夫という保証などどこにもありませんけれど、すごく良くしてくれるという母の言葉からも感じ取れたし、私自身が一部始終を目にした上でも、本当に心強い助けを得られたと感謝の気持ちでいっぱいになれたからです。

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